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幕末刺客列伝 - 羽山信樹

幕末刺客列伝 (角川文庫)

幕末刺客列伝 (角川文庫)

幕末の有名な10人の刺客たちの物語。

刺客と呼ばれた10人の男たちは皆、声無く散っていった。闘うことだけを“生の証し”とし、対極にある“死”は安住の地に他ならなかった。近代国家への黎明期、“人斬り”という暗殺剣に生きた男たちの姿を鮮やかに甦らせた、衝撃の連作全10編。超時代小説『流され者』で鮮烈なデビューを遂げた、期待の大型新人作家が放つ入魂の連作時代小説。

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「人斬り」と呼ばれた10人の刺客たちは自らの死といかに向き合ったのか?てなかんじでしょうか。首切り描写などもあるので苦手な方はご注意です。やや暗めな話となってますが、幕末動乱の中、武士の時代の終わりに「最後の侍」風に壮絶な生き方をした人物たちの心情に思いをはせてみるのです。みたいな(笑)

以蔵の指 - 岡田以蔵

大河ドラマ・龍馬伝のイメージで武市に利用された可愛そうな剣士というかんじで同情的だったりするのですが、これはかなり暗いお話しになってます。過酷な拷問を耐え続けるがその最期は...

新兵衛の肚 - 田中新兵衛

自らの名を名乗り犯行を繰り返した新兵衛。それは武士に憧れた男の純な想いであったのだった... みたいな。

信吾の歯 - 那須信吾

吉田東洋暗殺による精神的ダメージから憔悴し切っていた信吾は心友・吉村虎太郎と共に天誅組の変に参加、しかし京都では一大政変が... 義挙は地獄行へと。

半次郎の腕 - 中村半次郎(桐野利秋)

お互いに剣士として認め合った沖田総司との友情?みたいな話。美しくも悲しい沖田に魅かれる半次郎。

総司の眸 - 沖田総司

男女の機微がわからないと山南敬助に諭されるが、総司はその真意を掴めないまま山南を介錯。ある言葉が総司を絶望の淵に...

唯三郎のふぐり - 佐々木唯三郎

立派すぎる一物(笑)とは対照的で臆病な小心者設定の唯三郎さん。なんだかんだで暗殺が成功してしまい、死の直前に「俺って後世に名を残すかも」などと夢想するという、殺害シーンは凄惨なのに本人はなんかお茶目な侍になってます(笑)。

次左衛門の掌 - 有村次左衛門

桜田門外の変の凄惨な死闘を生々しく描写。自身も重傷を負い自害しようとするも果たせず悲惨な最期を...

彦斎のつむじ - 川上彦斎
  • 河上彦斎 - Wikipedia
  • 佐久間象山を暗殺
  • 維新後開国に変節した新政府に危険視され無実の罪で斬首

新選組・土方歳三と芸妓との奇妙な三角関係。

歳三の瞼 - 土方歳三

イケメン土方と言えば女の話!ではなく(笑)、近藤勇との思い出、そして悲しい別れ...

博文の貌 - 伊藤博文

初代総理としておなじみですが、攘夷激派時期は暗殺も行う過激なテロ活動もしてたのでした。凶弾に倒れるその時につぶやいたその一言は...


ほなDesian


滅びの将―信長に敗れた男たち (時代小説文庫 (247))

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光秀の十二日

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