- SystemRescueCd version 5.x までの設定例です!
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version 6 以降はかなり変更があるのでご注意。
以前の記事と内容が重複してますが書いときます...
概要
上記ページと内容がかなり重複してますがご容赦をば。
- 参考リンク :
要点は...
- SystemRescueCd の USBメモリブートでは、USBメモリのルートに sysrcd.bs を作成し、起動時に
backstore
オプションを指定すれば終了時に変更差分が保存され、次回起動時に読み込まれる - SystemRescueCd iso は imgPTN に変換すれば UEFI/BIOS(MBR)ブート両対応が可(※ secure boot には非対応)
- imgPTN のサイズを大き目に作成して sysrcd.bs 保存を可能にする
- sysrcd.bs はWindows上の RMPrepUSB で作成可
Easy2Bootの基本作成方法とかはカッツアイ!(;'∀')
確認したそれぞれのバージョンは下記の通り、
- Easy2Boot v1.90
- MPI_Tool_Pack_Plus_CloverLite_0.072 (
MakePartImage.cmd
) - systemrescuecd-x86-4.9.3.iso (491MB)
- おおまか手順
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- iso を imgPTN に変換 = MakePartImage.cmd 実行
- USBメモリへ imgPTN をコピー、デフラグ実行
- USBメモリの内容を SystemRescueCd (imgPTN) に切替
- RMPrepUSB で sysrcd.bs 作成
- ブート設定ファイル編集
imgPTNファイル作成
- MakePartImage.cmd を「管理者として実行」
- imgPTN のサイズを大き目に指定
- SYSLINUXのバージョンは4を指定 = 4 が既定となる筈なので何も入力せず Enter
- MakePartImage.cmd を「管理者として実行」
追加で入力が必要なとこだけ・・・
- 大き目サイズを指定する。ここでは +200MB で作成(imgPTN は701MiB となった)
- SYSLINUXのバージョンは「4」なのでそのまま Enter
作成したimgPTNファイルはUSBメモリの \_ISO\LINUX
へコピーしときます。
Easy2Boot を SystemRescueCd (imgPTN) に切替
- まずデフラグ = USBメモリのルートにある
MAKE_THIS_DRIVE_CONTIGUOUS.cmd
を実行 - HD上に保存されてる
\_ISO\SWITCH_E2B.exe
で、SystemRescueCd (imgPTN)に切替
- USBメモリのルートにある
MAKE_THIS_DRIVE_CONTIGUOUS.cmd
を実行
問題なければウィンドウはすべて閉じられ何も残りません。
- HD上の
\_ISO\SWITCH_E2B.exe
を起動、SystemRescueCd に切替、SystemRescueCd をWクリック
sysrcd.bs 作成
変更保存用の ext3 イメージ (loopback) ファイルを作成。
RMPrepUSB は最新版(2017.2.22時点)の v2.1.732 をインストール(※ これより古いバージョンはだめ!)
- RMPrepUSBを起動、Create Ext2/3/4 FS をクリック
- ファイル名 =
sysrcd.bs
指定
- Volume Label - 適当で...
- ファイルサイズ - (+200MBで作成したので)190 ぐらいで
- ファイルシステムは = ext3 で
- 確認画面 - OK で
- コマンド窓が出る
- ファイルシステム変換の確認画面 - OK で
- コマンド窓が出る
- Finish !
対象USBメモリのルートに sysrcd_bs
の存在を確認。
ブート設定ファイル編集
USBメモリ上のブート設定ファイルに backstore=alldev
オプションを追記する。
\boot\grub\grub-493.cfg
- UEFIブート用\syslinux\syslinux.cfg
- MBR/BIOSブート用
下記はとりあえずですが、1番目のブートエントリに追記する例...
- grub-493.cfg - linux 行に追記
menuentry "SystemRescueCd (64bit, default boot options)" { set gfxpayload=keep linux /syslinux/rescue64 backstore=alldev initrd /syslinux/initram.igz }
- syslinux.cfg - APPEND 行に追記
LABEL rescuecd_std MENU LABEL 1) SystemRescueCd: default boot options KERNEL ifcpu64.c32 APPEND rescue64 scandelay=1 backstore=alldev -- rescue32 scandelay=1 backstore=alldev
SystemRescueCd 起動すると sysrcd.bs
が検索されてマウントされました。
終了時には「Save session..」を選択して終了しませう。
いろいろ
【2017.3.14 追記】USBメモリ上の SWITCH_E2B.exe を使うと「安全な取り外し」がエラーで実行できなくなったりするので、HD上のファイルを使うようにしませう。
とりあえず、こんなところで。
ほなね