
- 作者: 羽山信樹
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1987/09
- メディア: 文庫
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幕末の有名な10人の刺客たちの物語。
刺客と呼ばれた10人の男たちは皆、声無く散っていった。闘うことだけを“生の証し”とし、対極にある“死”は安住の地に他ならなかった。近代国家への黎明期、“人斬り”という暗殺剣に生きた男たちの姿を鮮やかに甦らせた、衝撃の連作全10編。超時代小説『流され者』で鮮烈なデビューを遂げた、期待の大型新人作家が放つ入魂の連作時代小説。
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「人斬り」と呼ばれた10人の刺客たちは自らの死といかに向き合ったのか?てなかんじでしょうか。首切り描写などもあるので苦手な方はご注意です。やや暗めな話となってますが、幕末動乱の中、武士の時代の終わりに「最後の侍」風に壮絶な生き方をした人物たちの心情に思いをはせてみるのです。みたいな(笑)
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- 清河八郎、坂本龍馬暗殺犯
立派すぎる一物(笑)とは対照的で臆病な小心者設定の唯三郎さん。なんだかんだで暗殺が成功してしまい、死の直前に「俺って後世に名を残すかも」などと夢想するという、殺害シーンは凄惨なのに本人はなんかお茶目な侍になってます(笑)。
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桜田門外の変の凄惨な死闘を生々しく描写。自身も重傷を負い自害しようとするも果たせず悲惨な最期を...
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- 佐久間象山を暗殺
- 維新後開国に変節した新政府に危険視され無実の罪で斬首
新選組・土方歳三と芸妓との奇妙な三角関係。
- 河上彦斎 - Wikipedia
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イケメン土方と言えば女の話!ではなく(笑)、近藤勇との思い出、そして悲しい別れ...
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初代総理としておなじみですが、攘夷激派時期は暗殺も行う過激なテロ活動もしてたのでした。凶弾に倒れるその時につぶやいたその一言は...
ほなDesian

- 作者: 羽山信樹
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 1993/11
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- 作者: 羽山信樹
- 出版社/メーカー: 新人物往来社
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- メディア: 単行本
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